潜水服は蛾の夢を見る

主に映画の感想を語るブログです

『わたし、定時で帰ります。』が終わってしまった…。

毎週楽しみにしていたTBSドラマ『わたし、定時で帰ります。』が終わってしまいました。いい連ドラって登場人物のことが凄く好きになったタイミングで終わりますよね。完全な“わた定ロス”です(笑)

 

昨日のTBSラジオの『たまむすび』という番組で映画評論家の町山智浩がこの映画がNew York Timesに取り上げられたと言っていたので探してみたところ、記事がありました。

www.nytimes.com

『わたし、定時で帰ります。』は英語では“I Will Not Work Overtime, Period!"なんですね。Periodとなっているのは邦題の最後が句読点だからなのでしょうか。でも「ここまで(しか働かない)!」感があって良いですね。それで邦題も「。」で終わるのかと今更ながらに思いました。

 

お話の内容としては、ずっと悪役ポジションだったユースケ・サンタマリアを悪役にしないで終わってくれたところが良かったなと。この人にはこの人でやっぱり大変な思いをしているわけですよね。それにこの人を悪役のままにするとこの人さえやっつければ全ての問題が解決するみたいになっちゃいますから、そうしなかったのもとても賢明なことだと思いました。そんなに簡単に解決することじゃないことを扱っていたからこそおもしろかったドラマなわけですし。

 

ただ、耳が痛かったのはTKO木下の「仕事は出来る人のところに集まる」というセリフ。これは紛れもない事実ですよね。だから時として出来る人の方が割を食っちゃう。私は仕事出来ない側の人間なので、出来る人に申し訳ないと思いつつ何も出来ない自分にがっかりすることばかりです。

 

ドラマでは一番出来る人だった種田さん(向井理)も定時で帰るようになりました。こういう職場、是非とも作りたいものなのですが…。