ドリーム・ホース
制作国:イギリス(2020年)
日本公開日:2023年1月6日
上映時間:113分
監督:ユーロス・リン
脚本:ニール・マッケイ
撮影:エリック・アレキサンダー・ウィルソン
あらすじ:ウェールズの谷あいにある小さな村。無気力な夫と暮らすジャンは、パートと親の介護だけの単調な毎日に飽き飽きしていた。そんなある日、クラブで共同馬主の話を聞いた彼女は強く興味をもち、競走馬の飼育を決意。勝ったことはないが血統の良い牝馬を貯金をはたいて購入し、飼育資金を集めるため村の人々に馬主組合の結成を呼びかける。産まれた子馬は「ドリームアライアンス(夢の同盟)」と名付けられ、奇跡的にレースを勝ち進んで村の人々の人生にも変化をもたらしていく。(映画.comより)
評価:★★☆☆☆
感想(ネタバレなし)
群像劇にして欲しかった
感想を一言で言うとこれにつきます。
物語は概ね主人公のジャンの視点で描かれ、時折共同馬主のハワードの視点が入ります。そしてこの二人以外の馬主はほとんどモブ扱い。これが今作の割と大きな問題点だと思います。ジャンとハワード以外はなぜ馬主になろうと思ったのかも良くわからないし、なったことでどのように生活が変わったのかも描かれないので、ジャンとハワードに都合よく動いてくれる駒にしか見えません。もっと一人一人の馬主について脚色ありで良いので丁寧に描いてくれたほうが、(事実はともかくとして)少なくとも映画としてはおもしろかったと思います。
馬の演技に注目
お話にはあまり乗れなかった私ですが、凄いと思ったのは序盤でドリームアライアンスが初めて人を乗せるという場面。少なくとも馬について素人の私には本当に初めて人を乗せてナーバスになっているようにちゃんと見えて、ドリームアライアンスを演じている馬とその演技を引き出す騎手が凄いと思いました。
ドリームアライアンスにまつわる事実
wikipediaに載っていたのでリンクを貼っておきます。やはりこの馬についてのドキュメンタリー映画も作られていたようですね。そっちの方が観たいかも。