潜水服は蛾の夢を見る

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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編

劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 ノベライズ (ジャンプジェイブックスDIGITAL)

制作国:日本(2020年)

上映時間:117分

監督:外崎春雄

総作画監督:松島昇

脚本制作:ufotable

声の出演:花江夏樹鬼頭明里 他

あらすじ:大正時代の日本。鬼に家族を皆殺しにされ、生き残った妹の禰豆子も鬼に変貌してしまった炭治郎は、妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、鬼狩りの道を進む決意をする。蝶屋敷での修業を終えた炭治郎たちは、短期間のうちに40人以上もの人が行方不明になっているという無限列車に到着する。炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助は、鬼殺隊最強の剣士の1人、煉獄杏寿郎と合流し、無限列車の中で鬼と立ち向かう。(映画.comより)


劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 本予告 2020年10月16日(金)公開

 

評価:★★★☆☆

 

◆感想(ネタバレなし)

話題の『鬼滅の刃』ですが、私自身は原作漫画、アニメいずれも全く見たこと無い完全な鬼滅ビギナーの状態で本作を鑑賞しました。

 

一応今作は私のような完全ビギナーの人でも楽しめるというふれこみでしたが、明らかに話の途中から始まって話の途中で終わった感じはしました。ただ、そうは言っても少年漫画原作の話ですから、誰が敵で誰が味方かぐらいはもちろんわかりましたし、主人公の炭次郎とキーマンである煉獄杏寿郎がどんな人なのかはわかるように出来ていたので、最低限今作だけでも楽しめるようには出来ていたと思います。

 

ただ、一本の映画としてこれだけの興行収入を稼ぎ出すクオリティかというとさすがにそうではない気がします。当たり前のことではありますが、あくまで今作の興行収入鬼滅の刃という作品の人気の反映であって、この映画単体の出来を反映しているわけではないと思います。

*以下ネタバレです。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ネタバレ

煉獄杏寿郎の力によって列車に現れた鬼を撃破することに成功したかに思えたが、それは魘夢(えんむ)によって見せられている夢だった。夢から目覚めた炭次郎達は列車と同化した魘夢と戦う。煉獄杏寿郎が乗客を守っている間に、炭次郎と伊之助によって魘夢は倒されるが、直後に猗窩座(あかざ)が現れ、煉獄杏寿郎と戦う。死闘の末に煉獄杏寿郎は猗窩座を逃走させるに至るが、深手を負った煉獄杏寿郎は炭次郎達の前で息を引き取る。

 

◆感想(ネタバレあり)

今作の巧みなところは敵役の魘夢が夢を見せる能力のあるキャラクターであるということだと思います。これによって夢の中という設定で炭次郎と煉獄杏寿郎がどんな人なのかを描けるため、私のような鬼滅ビギナーでも話がわかるような作りになっていました。

 

気になったのはセリフの多さです。これは原作が少年漫画なので仕方ないところなのだと思いますが、そこまで説明しなくてもいいのになぁというところが何ヶ所もありました。

 

◆まとめ

・これまで鬼滅の刃を観たこと無い人でも一応話はわかる。

・セリフの多さが気になる