ジュマンジ ネクスト・レベル
制作国:アメリカ(2019年)
上映時間:123分
監督:ジェイク・カスダン
脚本:ジェイク・カスダン、ジェフ・ピンクナー、スコット・ローゼンバーグ
撮影:キュラ・パドス
主演:ドゥエイン・ジョンソン、ジャック・ブラック 他
あらすじ:「ジュマンジ」の冒険をクリアしてから2年。スペンサー、マーサ、フリッジ、ベサニーはそれぞれの進路を歩み、いまは大学生になっていた。しかし、あの時の興奮が忘れられないスペンサーは、破壊したはずのゲーム「ジュマンジ」をこっそり修理し、再びゲームの中に吸い込まれてしまう。スペンサーを救出するため、残った3人も「ジュマンジ」にログインするが、壊れたゲームの世界はバグだらけでキャラの入れ替え設定はめちゃくちゃ。さらに、スペンサーのおじいちゃん達も一緒に吸い込まれていた上に、ジャングルのみならず砂漠、氷山など新たなステージも追加されており……。(映画.comより)
映画『ジュマンジ/ネクスト・レベル』予告 12月13日(金)日米同時公開!
評価:★★★★★
◆感想(ネタバレなし)
前作の「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」は個人的には大好きな作品です。(前作の感想は↓)
ただ今作に関しては、楽しみにはしていたのですがそこまで期待はしていませんでした。現実の人間と全く違うキャラクターになってしまうというギャグ要素は1回限り有効なものなので続編は厳しいと思っていたからです。
しかしこの点を前作にはいなかった新しい登場人物を出すことと、前作とは別のキャラクターに入れ替わることで同じものになってしまうことを巧く防いだと思います。一方で、前作の持ち味だったポップな作りは変わりません。しんみりしたり深刻になったりする場面は最小限で、万人が楽しめるエンタメ作品だと思います。
*以下ネタバレを含みます。
◆ネタバレ
マーサ達はゲームの中で前回とは別のキャラクター、フリートフットになったスペンサーに再会する。猿の群れに襲われるが、遅れてゲームに入ってきたペサニーとアレックスに救われる。
過去の出来事で仲違いしたままだったマイロとエディは仲直りをする。マイロ実は病気で余命宣告をされていることをエディに告げる。
キャラクターを入れ替えることのできる川に辿り着いた一行は前回ゲームに入ったときと同じキャラクターに入れ替わり最終ステージに挑む。その中でスペンサーとマーサは互いの正直な気持ちを話し合う。
7人で力を合わせゲームをクリアするが、マイロはゲームの世界に残ることになり6人は現実の世界に戻る。無事に戻れたことを喜ぶ6人。しかし、その晩ゲームの世界のダチョウの群れが出現して…。
◆感想(ネタバレあり)
前作の映画の終わり方を考えると、スペンサーがジュマンジを拾って来て修理してしまったという設定はかなり無理があった気がします。当初は続編の予定が無かったわけですからこればっかりはしょうがないのかもしれません。
映画としての出来も正直前作の方が良かったと思います。ただ、この作品に求められる多くの人が気軽に楽しめるコメディ要素をしっかりと満たしていたと思います。重い雰囲気になるとすかさずコミカルな展開を挟んできて、とにかく作品としての軽さをキープしていた印象でした。個人的には終盤の唐突に始まるベサニーの「be agressive!!」コールがおかしかったです。
終わり方から考えて次作があるのでしょう。今度はこれまでのジュマンジのように現実世界にゲームのキャラクターが浸食してくる展開になるようです。次作にもとても期待しています。
◆まとめ
・出来は前作の方が良いが、今作も万人が楽しめるエンタメ作品。